- なぜ秋冬は出張・飲み会が増えるのか？
まず前提として、秋から冬にかけて実際に仕事が忙しくなる理由を理解しておくことが大
切です。
ビジネスシーンでよくある理由
下半期の業績追い込み
多くの企業では4月始まりの年度制。10月〜3月は下半期にあたり、年度目標達成
に向けた追い込み時期
営業職では取引先との会食・接待が増える
プロジェクトの納期前で残業・出張が増加
年末商戦への準備
小売業、メーカー、物流業などは年末商戦に向けた繁忙期
展示会、商談会などのイベントが集中する時期
取引先との年末挨拶回りが増える
組織改編・人事異動
秋は多くの企業で人事異動がある時期
新しいチームでの懇親会や歓送迎会が増える
新体制での会議や出張が増加
このように、「出張・飲み会が増えた」こと自体は、必ずしも怪しいわけではありません
。問題は、その説明や行動に不自然な点がないかです。 - 注意すべき5つのサイン
出張や飲み会が増えた際、以下のようなサインが見られる場合は注意が必要です。
サイン① 出張・飲み会の詳細を話したがらない
正常なパターン：
「大阪の取引先に行ってくる」「部署の飲み会がある」など、具体的
聞けば、誰と行くか、どこに泊まるかなども普通に答える
帰宅後、出張先の土産話や愚痴を話す
注意すべきパターン：
「ちょっと出張」「飲み会」とだけ言って詳細を避ける
質問すると不機嫌になる、話題を変える
帰宅後、出張・飲み会の話を一切しない
以前は話していたのに、急に話さなくなった
サイン② 予定が急に入る、または変更が多い
正常なパターン：
数日前から予定が分かっている
変更があっても、理由が明確（会議の延期、取引先都合など）
注意すべきパターン：
当日になって突然「今日飲み会になった」と連絡が来る
「泊まりの出張」と言っていたのが「日帰りになった」など、予定がコロコロ変わ
る
「帰りが遅くなる」と連絡が来た後、実際の帰宅がさらに遅い
カレンダーやスケジュール帳を見せたがらない
サイン③ 出張・飲み会前後の様子がいつもと違う
正常なパターン：
出張前は準備に追われて慌ただしい
帰宅後は疲れた様子で、すぐ休みたがる
服装や持ち物は普段のビジネス仕様
注意すべきパターン：
出張前にやけに機嫌が良い、身だしなみに気を遣う
普段着ないようなオシャレな服装で出かける
帰宅後、妙に元気、または妙にシャワーを急ぐ
新しい香水の匂いがする、化粧の跡がある
出張なのに荷物が少なすぎる、または多すぎる
サイン④ 連絡が取りづらくなる
正常なパターン：
会議中や商談中は連絡が取れないのは当然
夕方〜夜には連絡が返ってくる
「今日は忙しいから連絡できないかも」と事前に伝えてくる
注意すべきパターン：
出張中、夜になっても連絡が取れない
電話に出ない、折り返しも遅い
LINEの既読がつくのが異常に遅い
「会議中」「接待中」を理由に、何時間も連絡が取れない
ホテルの部屋番号を教えたがらない
サイン⑤ 出張・飲み会に関する「証拠」がない
正常なパターン：
出張なら、交通費の領収書や宿泊施設の書類がある
飲み会なら、帰宅後に酒の匂いがする
同僚や上司の名前が具体的に出てくる
注意すべきパターン：
「泊まりの出張」なのに荷物が家に全部ある
「飲み会」なのに全く酒臭くない、服にも匂いがない
領収書やレシートを見せない、処分する
一緒に行ったという人の名前が曖昧、または存在しない
- 探偵が教える「確認方法」
不安を感じたとき、感情的に問い詰める前に、まず事実を冷静に確認することが大切です
。
ステップ1：記録をつける
感情に流されず、客観的に状況を把握するために記録が有効です。
記録すべき内容：
出張・飲み会の日時と頻度
事前に言っていた予定と、実際の帰宅時間のズレ
連絡が取れなかった時間帯
服装や持ち物の変化
帰宅後の様子（疲れ具合、匂い、態度など）
スマホのメモアプリやカレンダーに記録しておくと、後で見返したときにパターンが見え
てくることがあります。
ステップ2：さりげなく確認する
問い詰めるのではなく、日常会話の中で自然に確認してみましょう。
効果的な聞き方：
「出張お疲れ様。どこに泊まったの？快適だった？」
「飲み会楽しかった？誰が来てたの？」
「最近○○さん（同僚の名前）とよく飲むよね。元気？」
このような質問に対して、スムーズに答えられるか、それとも詰まったり話を変えたりす
るかで、ある程度の判断材料になります。
ステップ3：第三者から情報を得る
もし可能であれば、さりげなく周囲から情報を集めることも有効です。
例えば：
共通の友人や同僚に、最近の仕事の忙しさについて聞いてみる
会社の飲み会なら、他の参加者の配偶者から情報が得られることも
同じ業界の知人に、その時期の業界の忙しさを確認する
ただし、あまり露骨に探ると相手に気づかれたり、噂になったりする可能性もあるため、
慎重に行いましょう。
ステップ4：直接対話する
記録を取り、ある程度の確信を持てたら、冷静に話し合いの場を持ちましょう。
効果的な切り出し方：
「最近本当に忙しそうだけど、体は大丈夫？
あまり話す時間もなくて、ちょっと心配になってて。
週末ゆっくり話せる時間作れないかな？」
避けるべき切り出し方：
「最近出張ばっかりだけど、本当に仕事なの？
嘘ついてるでしょ！」
責めるのではなく、心配している姿勢で話すことが大切です。もし本当に仕事が忙しいだ
けなら、相手も安心して説明してくれるはずです。
- 本当に浮気かどうかを見極めるポイント
出張・飲み会が増えたからといって、すぐに浮気と決めつけるのは危険です。以下のポイ
ントで総合的に判断しましょう。
説明の一貫性
チェックポイント：
同じ出張について、以前言っていた内容と今の説明が一致しているか
時系列に矛盾がないか
具体的な固有名詞（場所、人名、会社名など）が出てくるか
嘘をついている場合、細かい部分で辻褄が合わなくなることが多いです。
物理的な証拠との整合性
チェックポイント：
「大阪出張」と言っていたのに、交通系ICカードの履歴が別の場所
「接待で高級店」と言っていたのに、コンビニのレシートしかない
「泊まりの出張」なのに、ホテルのアメニティや領収書がない
物理的な証拠と説明が食い違う場合は、何か隠している可能性があります。
他の行動変化との関連
出張・飲み会の増加以外に、以下のような変化がないか確認しましょう：
スマホを常に持ち歩く、ロックが厳重になった
身だしなみに以前より気を遣うようになった
家での会話が減った、目を合わせなくなった
お金の使い方が変わった（引き出しが増えた、隠し持つようになった）
性的な関係が減った、または逆に増えた
これらが複合的に見られる場合は、注意が必要です。
- 探偵調査が有効なケース
話し合いをしても納得できない、証拠を掴みたいという場合、探偵調査が選択肢になりま
す。
こんなときは調査を検討
出張調査が有効なケース：
「出張」と言って出かけるが、実際にどこに行っているか分からない
宿泊を伴う出張が頻繁で、その間の行動が不透明
出張先での行動を確認したい
飲み会調査が有効なケース：
「飲み会」と言って出かけるが、本当に飲み会なのか疑わしい
二次会、三次会と言って深夜まで帰らない
特定の人と頻繁に飲みに行っている
探偵調査でできること
当社のような調査では、以下のことが可能です：
実際の行動ルートの追跡
誰とどこで会っているかの確認
宿泊施設への出入りの記録
日時・場所が特定できる写真や映像の撮影
これらの証拠は、今後の話し合いや、場合によっては法的手続きにおいて重要な材料とな
ります。 - まとめ：疑うより前に、まず冷静な確認を
出張や飲み会が増えることは、この時期としては自然なことです。すぐに浮気を疑う必要
はありませんが、以下のような「サイン」が複数見られる場合は注意が必要です： - 詳細を話したがらない
- 予定が曖昧、または頻繁に変わる
- 出張・飲み会前後の様子が不自然
- 連絡が取りづらい
- 物理的な証拠がない、または矛盾する
大切なのは：
感情的にならず、記録を取る
さりげなく確認し、話し合いの場を持つ
複合的な要素から総合的に判断する
必要に応じて専門家に相談する
仕事が忙しいことと、浮気をしていることは全く別の問題です。まずは相手を信じつつ、
でも目は閉じない—そのバランスが大切です。
もし不安が消えず、事実確認が必要だと感じたら、一人で抱え込まずに専門家に相談する
ことも選択肢の一つです。冷静な判断と、適切な対処で、あなたの不安が少しでも軽くな
ることを願っています。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の状況に対する法的助言を意図す
